多くのタイ語学習者は、文字よりも会話を学習しているのが現状です。タイ文字の読み書きは出来ないが、話すことなら出来るという方が多いのではないでしょうか。しかし、その会話能力がどの程度の物か測る基準が今までありませんでした。そこで「タイ検」では、カタカナとローマ字発音表記で出題・解答を行う【5級】というレベルを設定しています。
全級、試験問題はバイリンガルのタイ人が作成しているので、タイ語を学習したい日本人にとって、きわめて良質かつ実用的な資格、検定試験です。各級とも挨拶から政治経済用語まで、タイでの生活・ビジネスで頻繁に使う実践的な単語・構文が多く出題されるので、特に【3級】より上のレベルでは在タイ日系企業等での日本人採用基準となります。
また2011年春季から新設される【準2級】では、タイで就労する上で職場のタイ人との意思疎通が滞りなく出来、かつタイで社会生活を送るのに必要なタイ語能力の判定を行います。【2級】と【1級】ではタイ語通訳者・翻訳者のスキルとして必要な専門用語や常識力を問う問題が含まれるため、クライアント側の依頼・委託・採用の基準となっています。